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ワインコラム 第93回 シャンパーニュの話 エグリ・ウーリエ編

偉大なワインとは何か、ということを考えてみると、この問いに対する答えは難しく、人それぞれになるかもしれません。

 

ある人は豊富ながらも溶け込んだなめらかなタンニンを持つ赤ワイン、と答えるかもしれませんし、ある人はとろりとするような濃厚な甘口ワイン、またある人は香り高くミネラル感が溢れる白ワインと答えるかもしれません。

 

偉大なワインと呼べるワインに共通しているものは、美しい色調、豊かで複雑な香り、果実味と酸味の高度なバランス、そして長い余韻でしょう。

 

今回は、シャンパーニュChampagne地方トップ・クラスの造り手のひとり、偉大なワインを生みだすエグリ・ウーリエEgly Ourietをご紹介いたします。

 

シャンパーニュ地方、モンターニュ・ド・ランスMontagne de Reims地区、グラン・クリュに指定されているアンボネイAmbonnay村に居を構えるこの造り手は、自らが栽培するぶどうからワインを造る、レコルタン・マニピュラン(R.M.)というカテゴリーに入ります。つまり、購入したぶどうからワインを造るネゴシアンではなく、ブルゴーニュ地方で言うドメーヌDomaineにあたります。

 

大手メゾンが豊富な資金やスケール・メリットを生かして、シャンパーニュ地方内の各地から原料ぶどうを調達し、膨大なリザーヴ・ワインを含む複雑なアッサンブラージュ(=ブレンド)により上質なシャンパーニュを造るのに対し、小規模なレコルタン・マニピュランは限られた原料(=自らが所有するぶどう畑のぶどうとリザーヴ・ワイン)からワインを造るしかありません。

 

完璧主義者」と評されるエグリ・ウーリエの当主、フランシス・エグリ氏は、醸造はもちろんですが、ワインにとって一番大切な上質なぶどうを得るために厳しい畑仕事を行います。

 

このドメーヌには複数のキュヴェがあります。スタンダードなブリュット・トラディションBrut Traditionから、ブリュット・ロゼBrut Rosé、ピノ・ムニエPinot Meunier100%のレ・ヴィーニュ・ド・ヴリニーLes Vignes de Vrignyなど...

 

アンボネイは上質なピノ・ノワールで知られておりますが、ピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワールBlanc de Noirsや赤ワインのコトー・シャンプノワCoteaux Champenoisは、ワインが好きな方なら一度は試すべき素晴らしいワインです。

 

スティル・ワインとシャンパーニュを別のものとして捉える方もいらっしゃいますが、エグリ・ウーリエの一連のワインを飲むと、まさに「シャンパーニュ地方の偉大なワイン」だなと実感することでしょう。

 

時にはじっくりと、エグリ・ウーリエクラスの上質なシャンパーニュとゆっくりと向き合ってみるのも有意義な時間の過ごし方ではないでしょうか。

Egly-Ouriet Ratafia - コピー ラタフィアも造っています。 

Clos Yは、3月4日のレストラン講座のテーマを「マイナー品種の実力」とし、世界の様々なぶどう品種の上質なワインを、それに合わせた料理と共にお楽しみ頂きます。エグリ・ウーリエのピノ・ムニエのシャンパーニュ、レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー(2009年8月デゴルジェ)も出します!ご興味のある方はご連絡ください。

 

 

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