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ワイン・コラム 第177回 スイスの話 ティチーノ編

スイスのワイン、と聞いて、どのようなイメージを持たれるでしょうか?

ワイン愛好家の方でも、ソムリエでさえ、口にする機会はほとんど無いでしょうし、イメージすら湧かないかもしれません。

しかし当然、スイスにも素晴らしいワインが少なからず存在しています。

代表的なワインは、白ぶどうシャスラChasselasから造られるフルーティで軽やかな辛口白ワイン。中でもレマン湖の北岸の急斜面畑、特級格付けのデザレイDézaleyそしてカラマンCalaminはミネラル豊かで凝縮感のある、世界最高峰のシャスラのワインです。

このあたりのフランス語圏のワイン産地も面白いのですが、今回はイタリア語圏のティチーノTicinoをご紹介いたします。

ティチーノはスイスの一部がぐっとイタリアの北部に入りこんでいるような感じになっていて、湖が多く、起伏に富んだ土地です。

ワインはというと、この土地では何と言ってもメルロMerlotが重要なぶどう品種です。

ヴィナッティエリVinattieri
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ジアルディGialdi
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といった高品質生産者のトップ・キュヴェともなると、極上のボルドー右岸のワインと肩を並べる品質になります。

また、この土地の面白いところは、メルロからロゼも白も造ってしまうところです。若いうちに楽しむタイプのフルーティなワインが一般的ですが、ジアルディのビアンコ・ロヴェレBianco Rovereのようにフレンチ・オークの新樽で発酵・熟成されたメルロの白ワインもあり、素晴らしい品質でした。

ティチーノのワインは日本にはほとんど入って来ていないようですが、機会がありましたら是非試してみてください。良い品質です!

Clos Yは、8月19日の世界の銘醸地を巡る!のテーマをスイスとし、良質なスイスのワインをそれに合わせた料理と共にお楽しみ頂きます。ティチーノのメルロの白ワインも登場します!ご興味がございましたらご連絡ください。

講座へのお申し込み、ご質問等はこちらのアドレスにご連絡ください。
vinclosy@aol.com

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