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ワイン・コラム 第164回 オーストラリアの話 ジャコンダ編

ジャコンダGiaconda

カルト・ワインを生みだす、オーストラリアの生産者です。

オーストラリアのカルト・ワインと言うと、ヌーンNoonなどに代表されるような、黒く、濃く、アルコール度数の高い、超凝縮ワインを想像されるかもしれません。

今回ご紹介するジャコンダは、シラーズやルーサンヌなどローヌ系品種も造っておりますが、ブルゴーニュ風に造られるピノ・ノワールやシャルドネも見逃せない品質です。

居を構えるのはヴィクトリア州北部、ビーチワースBeechworthです。この生産者により有名なワイン産地ですが、他にもソレンバーグSorrenberg、カスターニャCastagna、サヴァテールSavaterreなど偉大なワインを生みだす素晴らしい生産者が町の付近に点在しています。

ワイナリーによりワインのスタイルは当然異なるのですが、過度に濃くはない、エレガントさを備えたワインと言う点で共通しています。

今回ご紹介するジャコンダは、この高級ワイン産地でも筆頭に来るワイナリーです。

標高約400mの乾燥した地に、僅か6haほどの畑を所有しています。
Giaconda
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私がこのワイナリーを訪問したのは2008年の2月末、収穫期のことでした。忙しい時期にもかかわらず、醸造所の見学とワインの試飲もさせて頂きました。

いずれも素晴らしい品質!トータルで6haほどしかありませんので、当然全てのキュヴェが少量生産。ワインは入手困難ですので、品質の割に知名度は高くないかもしれません。

しかしワイン・メーカーのリック・キンツブラナー氏は世界の白ワインメーカートップ10に選ばれるなど、評価されています。

もしかするとどんなに素晴らしくても、1本1万円以上のオーストラリア・ワインに手を伸ばすのは勇気がいることかもしれません。しかし、全オーストラリアで別格のワイン産地、ビーチワースのトップ生産者のワインは、試す価値があると思います。

Clos Yは、11月3日のレストラン講座のテーマを「新世界」とし、リッジのモンテ・ベッロなど素晴らしいワインを料理と合わせてお楽しみ頂きます。ジャコンダのナンチュア・ヴィンヤード・シャルドネ2006も登場いたします!ご興味がございましたらご連絡ください。

講座へのお申し込み、ご質問等はこちらのアドレスにご連絡ください。
vinclosy@aol.com

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