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	<title>Clos Y / クロ・イグレック &#187; ワインを愉しむ</title>
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	<description>ワインの楽しみをより身近に。出張ワインスクール、出張ソムリエ</description>
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		<title>ワインコラム　第45回　美食の話　オーベルジュ・ド・リル編</title>
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		<pubDate>Fri, 05 Mar 2010 09:39:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nakanishi</dc:creator>
				<category><![CDATA[ワインを愉しむ]]></category>

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		<description><![CDATA[				先日、フランス版のミシュラン・ガイド2010が発売されました。
				南フランス、ルシヨン地方にあるオーベルジュ・デュ・ヴュー・ピュイAuberge du Vieux Puitsが新たに3つ星を獲得し、現在フラ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<div style="font-size: 11pt">先日、フランス版のミシュラン・ガイド2010が発売されました。</p>
				<p>南フランス、ルシヨン地方にある<strong>オーベルジュ・デュ・ヴュー・ピュイAuberge du Vieux Puits</strong>が新たに3つ星を獲得し、現在フランスには26軒の3つ星レストランがあることになります。</p>
				<p>ミシュランの格付けは、毎度有名店が星を失ったり、ドラマがありますね。今回私が注目したのは、ボルドー地方、マルティヤックMartillac村にある<strong>レ・スルス・ド・コダリLes Sources de Caudalie</strong>です。これは<strong>シャトー・スミス・オー・ラフィットChâteau Smith Haut Lafitte</strong>というシャトーが経営しているホテル・レストランで、ぶどう由来のポリフェノールなどを使うヴィノテラピー・スパがあることでも知られています。今回のミシュランの格付けで、このレストランがひとつ星を獲得しました。ボルドー地方にはまだ3つ星レストランがありませんが、素敵なお店は多く、それが評価されてきていることを嬉しく思いました。</p>
				<p>さて、今回は1967年から3つ星を守り続けている、アルザス地方の<strong>オーベルジュ・ド・リルAuberge de L’Ille</strong>をご紹介いたします。</p>
				<p>40年以上も3つ星を守り続けるのは大変な偉業です。これより歴史があるのはただ一つ、かの有名な<strong>ポール・ボキューズPaul Bocuse</strong>（1965年から）しかありません。</p>
				<p>オーベルジュ・ド・リルが位置するのはアルザス地方南部の町、コルマールColmarのすぐ北にある、<strong>イラウゼンIllhaeusern</strong>村です。美しい小川が流れる小さな村ですが、オーベルジュ・ド・リルはその小川のほとりに佇んでいます。</p>
				<p><img title="Auberge de L'Ill" src="http://www.clos-y.com/main/wp-content/uploads/2010/03/Auberge-de-LIll-300x225.jpg" alt="Auberge de L'Ill" width="300" height="225" /></p>
				<p>そんな牧歌的な村にあるこのレストラン、扉を開けるとまずは赤いサロンがあります。次いでメイン・ダイニングへと移動すると、まるでニューヨークの近代的レストランかというような、ガラスを使った照明が印象的な内装が待っています。</p>
				<p>まずはアペリティフ。私は自家製のカクテルを注文しました。花のリキュールを、シャンパン（テタンジェ）で割ったもので、ほのかな甘みと微かな苦みがアペリティフに最適でした。アミューズ・ブーシュはかりかりの小さなトーストにサーモンとキャビアが乗ったもの、かりかりにしたパルメジャーノ、そしてパエリアの揚げ物でした。</p>
				<p>私は149ユーロのコースを取りました。ワインは<strong>アルザス・グラン・クリュ カステルベルグ・リースリング 2001Alsace Grand Cru Kastelberg Riesling</strong>。このレストランを訪れたのが2008年の秋でしたので、7年の熟成を経たものです。グラン・クリュならではの密度のあるワインで、まだ若い状態でしたがさすがに素晴らしい状態でした！</p>
				<p>コースの最初の料理は魚のムースで、下にはガスパチョのジュレが敷いてあります。さっぱりとした繊細な味で、コースの幕開けにふさわしい一品です。</p>
				<p>続いて、絶妙な火の通し加減の帆立、かぼちゃのムースやセップが添えられています。肉厚の帆立を、表面には焼き色を付けて、中は半生という状態でいただくと最高ですね！</p>
				<p>次は白身魚の蒸し物で、雲丹やムールなど魚介類のソースとともにいただきます。魚は上品で、ソースは濃厚でした。</p>
				<p>次はオマールです。きれいに取りだされた大きな爪肉、尾肉はオマールの頭の殻に詰められ、オマールのみそや様々なスパイスでできたペーストで覆われています。スープ状のソースには赤インゲン豆や細かく刻んだ野菜が入っています。海の無いアルザス地方ですが、どの地方に行っても高級レストランのコースにはオマールが組み込まれていることが多いようです。</p>
				<p>メインの肉料理はフランス産仔羊のフィレ肉のローストです。肉の周りを野菜を使った緑色のペーストで覆っています。火の通し加減が絶妙でした！付け合わせはアーティチョークのベニエ（揚げ物）。中にはトリュフ入りのピュレが入っており、香り高いものでした。</p>
				<p>続いてワゴンでサービスされるチーズ、好きなものを好きなだけいただけます。私はアルザス地方のワイン、ゲヴュルツトラミネールGewurztraminerで洗ったチーズ、ロワール地方のワイン、ミュスカデMuscadetで洗ったキュレ・ナンテ、日本では珍しいアルザス地方のシェーヴル（山羊のチーズ）などをいただきました。やはり3つ星レストランはチーズの質も素晴らしいものがあります。</p>
				<p>ようやくコースはデザートへと進みます。まずはデザート前にシャーベットが出て、マカロンやチョコレートなどのプティ・フールが出ます。</p>
				<p>メインのデザートはプラムが入ったミルフィーユ、アイスクリーム添えです。このアイスクリームにはクルミなどナッツ類が入っていて、私がいままでに食べたアイスクリームの中で最高においしいものでした！食事の締めですから、デザートは大切ですよね。</p>
				<p>最後にコーヒーを注文すると、またしてもチョコレートが出てきます．．．食べすぎです！</p>
				<p>歴史が長いだけあって、3つ星レストランの中でも評価の高いオーベルジュ・ド・リル。全体的な感想は、さすが！というものでした。サービスも完璧です。</p>
				<p>冬も終わりに近づき、市場には既に春の食材が出てきています。この週末にでも、美味しい料理＆ワインを楽しみに出かけてみてはいかがですか？</p>
				<p> </p>
				<p>このコラムを読まれて、ご意見・ご感想がございましたら下記メールアドレスまでご連絡ください。<br />
				<a href="mailto:vinclosy@aol.com">vinclosy@aol.com</a></div>
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